葉酸と妊活について

基礎体温表は妊活最強ツール

基礎体温表と排卵日検査薬

 

妊活をするうえで、「基礎体温表」は必要不可欠、かつ妊活最強ツールです。

 

お医者さんに行かずとも自分の健康状態が手に取るようにわかり、いつセックスすれば妊娠しやすいか、妊娠できたのか、などを教えてくれます。

 

今回は基礎体温表とはどんなものか、なにがわかるのか、どうやって使うか等を解説したいと思います。

 

目次

  1. 基礎体温表とは
    1. 基礎体温(BBT)とは
    2. 基礎体温の正しい計り方
  2. 基礎体温表の正しいつけ方
    1. 基礎体温表は一覧性のあるものを使う
    2. なるべく多くの情報を書き込む
    3. 最低でも3ヶ月は続ける
  3. 基礎体温表からわかること
    1. おおまかな排卵日
    2. 次の生理日
    3. 妊娠しているかどうか
    4. 女性ホルモンの分泌状況
  4. 基礎体温表の見方と理想的な折れ線グラフ
  5. まとめ

 

基礎体温表とは

女性の体は、排卵が行われると黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きにより体温が上昇します。

 

この女性の体の仕組みを利用し、毎日体温を計測することで排卵日を予想することができ、妊娠する確率を高めることができます。

 

基礎体温表はもともと、アメリカで避妊を目的に発明されたものですが、日本人はこれを避妊目的ではなく妊娠を目的として活用しました。

 

意外ですが、基礎体温表はクールジャパンの一つと言えるのです。

 

基礎体温(BBT)とは

人間は寝ている間も、呼吸など必要最低限の生命活動を維持するためにエネルギーを消費しています。

 

これを基礎代謝といいますが、基礎体温(Basal Body Temperature)はこの何もしていなくてもエネルギーを消費しているときの体温のことです。

 

これを把握するためには目覚めてすぐに計測する必要があります。

 

起きて立ち上がるだけでもエネルギーを消費し、わずかながらも体温が上がってしまうからです。

 

基礎体温の正しい計り方

目覚めてすぐ、体温計をくわえましょう。

 

体温計は、小数点第二位まで計測できる、専用の婦人体温計を使用しましょう。また基礎体温は正確さが要求されますので、デジタルより水銀柱がおすすめです。

 

ポイントは、

 

  • できるだけ毎朝同じ時間帯に計る
  • 計測中は動かない
  • 計る箇所は、舌下の中央の筋あたり

 

です。

 

時間帯は多少ズレがあっても問題ありません。

 

几帳面になりすぎるあまり続かないようでは意味がありませんので。

 

基礎体温表の正しいつけ方

基礎体温表をつける際のポイントは次の3つです。

 

  • 基礎体温表は一覧性のあるものを使う
  • なるべく多くの情報を書き込む
  • 最低でも3ヶ月は続ける

 

基礎体温表は一覧性のあるものを使う

時間の経過と体温の変化が一目で見やすい、一覧性のあるものを使いましょう。

 

低温期と高温期の境目である36.7℃にわかりやすい線が引いてあればなお良いです。

 

パソコンやスマホを利用する

パソコンやスマホのアプリを利用するのもおすすめです。

 

 

こちらは人気のアプリでどちらも無料です。コウノトリはカップルで共有することができます。

 

なるべく多くの情報を書き込む

縦軸に体温、横軸に日付をとり、その日の体温を記入して前日の体温と線で結びます。

 

日付の下を記号欄とし、

 

  • 生理があった印
  • セックスをした印
  • おりものなどがあった印
  • 排卵日検査薬の結果(陽性か陰性か)

 

をそれぞれ自分がわかりやすい記号で記入します。

 

また備考欄を設け、通院した日や服用した薬、体調、精神状態など、基礎体温に影響を与えそうな情報があればできるだけ書き込みます。

 

排卵日検査薬について

排卵日検査薬は、排卵の直前に「黄体形成ホルモン(LH)」の分泌量が急上昇(LHサージ)したことを確認するキットです。

 

ドラッグストアなどで、1週間分で約3,000円くらいで入手できます。

 

使用法は、低体温期の終わりごろから、妊娠検査薬と同じように尿をかけて反応を見るだけです。

 

この結果も基礎体温表には必ず記入しましょう。

 

最低でも3ヶ月は続ける

基礎体温表を妊活のツールとして使用するには、最低でも3ヵ月は続けなければいけません。

 

1ヶ月程度では生理周期1周分しかわからず、自分のリズムを把握できないからです。

 

逆に続ける時間が長くなればそれだけ正確な情報がわかるので、面倒がらず続けることをおすすめします。

 

基礎体温表からわかること

基礎体温表から読み取れる情報には以下のようなものがあります。

 

  • おおまかな排卵日
  • 次の生理日
  • 妊娠しているかどうか
  • 女性ホルモンの分泌状況

 

おおまかな排卵日

低体温期」が続いた後高温期に移行する直前、体温が少し下がる日があります。

 

これを「最低体温日」といいますが、その日もしくはその翌日に「排卵」がよく起こります。

 

卵子を排卵して破れた卵胞は「黄体」に変化し、この黄体から「黄体ホルモン(エストロゲン)」が分泌されることにより、体温が上がり、「高体温期」に移行するのです。

 

妊娠するには、排卵された卵子が子宮膨大部に到達したとき、そこで精子が待っている状態が最も理想的です。

 

ですので、「最低体温日」の前日から5日間最もセックスするのに適した日、ということができます。

 

排卵日検査薬も併用することでより正確に排卵日を予想することができるので、この5日間は思う存分夫婦で楽しんでください。

 

次の生理日

自分の高温期の日数がわかれば、次の生理日を予測することができます。

 

たとえば、あなたの高温期が14日間だとすれば、高温期に移行して10日目であれば、その4日後が生理日になる可能性が高くなります。

 

自分の私生活等のスケジュールが立てやすくなりますね。

 

妊娠しているかどうか

また基礎体温表をつけていれば、妊娠しているかどうかもわかりやすくなります。

 

高温期は、通常であれば約2週間ほど続いたあと低温期に移行します。

 

しかし妊娠している場合、つまり受精卵が着床している場合は、受精卵を育てるために黄体ホルモンがそのまま分泌され続けますので、体温はしばらく高いままとなります。

 

もちろん高温期の日数も個人差があるので、自分の普段の周期や低温期・高温期の日数を把握しておきましょう。

 

ちなみに次の生理が始まってもまだ高温期が続くような場合は子宮内膜症の可能性もありますので注意が必要です。

 

女性ホルモンの分泌状況

逆に高温期が10日未満など極端に短い場合、また高温期で体温が安定しない、低温期と高温期の差が0.3℃以内などの場合は「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌異常が疑われ、「黄体機能不全」の可能性があります。

 

また、低温期が3週間以上続くような場合は、卵子を成熟させる「卵胞ホルモン(エストロゲン)」の分泌がうまくいっていないことが予想されます。

 

このように、基礎体温表から女性ホルモンの分泌状況が把握でき、医師の診断を仰ぐ目安にすることができます。

 

基礎体温表の見方と理想的な折れ線グラフ

ここからは理想的な形の折れ線グラフを使って基礎体温表の見方について説明していきます。

 

理想的な基礎体温表の条件は

 

  1. 低温期と高温期がはっきりしている
  2. 低温期と高温期の平均の差が0.3℃以上
  3. 低温期と高温期のそれぞれの日数が14日前後

 

です。

 

理想的な基礎体温表

 

低温期

生理開始から排卵までは低温が続きます。生理周期としては月経期~卵胞期~排卵期の途中までの期間です。12~14日程度続きます。

あまり上がり下がりがなく、なるべく平坦な折れ線が理想

 

最低体温日

低温期がしばらく続いて、一度ガクッと下がった日が最低体温日です。この日かその翌日に排卵される可能性が高いです。

この日を境に体温が0.3℃以上上昇していること

 

高温期

排卵後の女性ホルモン(黄体ホルモン)の分泌により体温が上昇し、しばらく高温が続きます。妊娠が成立しなかった場合はホルモンの分泌が減少し、体温が低下、準備していた子宮内膜が剥がれ落ち生理が始まります。生理周期では排卵期~黄体期の期間で、日数は12~14日ほどが正常とされます。

低温期と同様、激しく上下せず折れ線は平坦なほうがよい

 

あくまで理想の目安であり、周期や日数には個人差があるので多少違っていても気にしすぎないようにしてください。

 

帽子のように大きな山の形ができていれば問題ありません。

 

まとめ

基礎体温表は、自分の子宮や卵巣を写す鏡のようなものだと考えてもらって差し支えありません。なにか異常を感じた時は病院に行き、担当医に見せれば診察もスムーズにいきます。

 

また妊娠だけでなく、健康面でも自分の体の様子がわかりやすくなり、仕事の予定や旅行、美容面でのケアなどにも役立ちます。

 

基礎体温表をおおいに活用して、充実した妊活を送りましょう。

 

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